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Posted by ミリタリーブログ at

2019年01月09日

リアルな汚しを考える〜高速エイジング編



去年の夏頃、ひょんなことで珍しいトラウマベストのレプリカを手に入れました。

新品同様の出品でしたのでかなりキレイな状態でした。放出のようなナイロンの毛先が立っていませんし、色もくすんでおりません。

ということなので実物同様のリアリティを施すために汚すことにしました。今回は高速エイジングですので即席の汚しになります。




今回の影響もドキュメンタリーから。ソーシャル・ファブリックというストリートファッションのデザイナー、カイル・ウンがディープなファッションを巡るモノでNetflixでやってました。

基本的にクレイジージャーニー並のぶっ飛んだ人と行動するのでファッションを抜きにしても番組として面白いです。





その中でカイルがジーンズの世界を巡っていくエピソードに興味深いものがありました。

なんでもロープ染色された日本のジーンズは年月が経つと表面の藍が剥がれて芯の糸が現れるそうで、独特の風合いが生まれるそうです。




そこでジーンズを慣らすためにデニム愛好家のマイクと一緒に瀬戸内海の海に入り、砂浜の砂をジーンズにぶつけ、擦りつけました。それを高速エイジングだということで、手っ取り早く汚す方法として紹介されてました。

私も近くに海岸があればマネしたいところですが、ないので、雨上がりの程よく土があるところ・ザラザラしているところを条件に高速エイジングしてみました。

理由としては水気が多いと乾かすのに時間がかかり高速にならない、土が乾いてるとあまり付着しない、ザラザラした表面だとナイロンの毛先が立ちやすい、といった具合です。






やり方としてはあってないようなものですが、ちょっとジメッとしているところに投げては転がす、その繰り返しです。





10分ぐらい続けるといい具合に色褪せてきました。
砂埃の付着具合もいい感じに全体的にバラけました。漬け込む方法よりは細かいところまで行き届きませんが即席な方法としては悪くない方法だと思います。

ただあまりやり過ぎるとエイジングを通り越してダメージを与えるだけですので加減が難しいところです。



今回、海がないのでこちらの原始的な方法をとりましたが、海の方法も興味深いのでBDU等でやってみても面白そうです。いつか人気のいないビーチをみつけてチャレンジしてみたいです。

番組ではジーンズの魅力について、自分色に染まっていく楽しさについて語っていました。持ち主がポケットにものを入れっぱなしにすれば、その形通りに色褪せるし、その人のいる天候気候次第でもまた色合いが変わってきます。

装備も同じで放出であれば戦場の過程を新品であれば自分自身の過程で色付けを楽しむ面白さがあります。

そういう意味でファッション性と作業性を併せ持つジーンズと装備の親和性は高い気がします。



  


Posted by Bucket Head at 23:31Comments(3)装備汚し