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Posted by ミリタリーブログ at

2015年08月27日

デルタなメット②



前回の続きで今回はガンファイター以外のエアフレーム、プロテックについて。




兜がにのような独特のシルエットが特徴的なcryeのエアフレームはガンファイターから取って代わり、デルタで使用されているといわれています。

ただこの辺の時代になりますと情報が乏しく、デルタといわれているミリフォトがほとんど出回ることがありません。
そのため最新デルタをするにあたり限られた情報で推察するしかなく、かなりハードルが高いのが現状なっています。

参考となるものが少なくなんともいえませんが、頭に関していえばanvis、エアフレーム、ヘルメットカバーがデルタの鉄板のセットといえそうです。




次にエアフレームの入手になりますがレプリカに関していえば、ほとんどTMCのモノばかり流通している印象をうけます。
相場は5000円〜8000円といった具合でしょうか。

色に関していえばそこまで悪くないといえますが、如何せん使用している素材のせいなのか全体的に安っぽい印象を受けます。

そのためチンスト、ヘルメットレイルを実物に換装したい気持ちがわかります。




なかでも酷いのがインナーでクッションパッドに全く反発性がないばかりか、そのパッドを取り付けるマジックテープに粘着性がないため簡単に剥がれてしまいます。

この辺りはベルクロのような粘着力の高いものに貼り替え、クッションパッドは厚みのある弾力性のあるものに換装した方がいい気がします。



クッションパッドは実物でなくてもレプリカでFMAのものが評判いいと窺います。






エアフレームにいろいろ取り付け、デルタっぽくした全体です。

ヘルメットカバーはcryeの実物です。
私はLサイズを購入しましたが、若干取り付けに余裕を感じます。そのためMサイズがジャストサイズだと思われます。

Anvisとバッテリーボックスは特に変わらずといったところ。

ただ時代的にADAMS、PVS31などに移行しているのではと感じます。

というのは2008年以降のデルタはコンマガ(2012年11月号)によると装備の別れ目らしく、パラクからcryeに移行したり、コム1からコム2になったり、ギャングスタが廃止されたりと大幅な改定がされているそうです。

そのためanvisとバッテリーボックスもそのまま使用しているというのも怪しくなってきます。

この辺りは一次資料に携わりがないと何ともいえません。




TMCのエアフレームは頭の大きい日本人には小さいとよくいわれます。
売られているサイズもフリーサイズで実際のところ大きさがよくわかりません。

そこで、いろんなメーカーのサイズを見比べてみました。サイズはどこもフリーサイズとなっております。

上からTMC、Jtech、UFCとなります。jtechは商品ページによると実物のMとLにあたるサイズで作られているそうです。
こう見てみますと、やはりTMCのものはワンサイズ小さい気がします。

実際、頭囲60の頭の大きい私が被りますと、ギリギリ被れるといった感じです。

日本だとみかけませんが、nhelmet、dragon redというメーカーではLサイズを作っているので、日本でも流通して欲しいところです。




最後にプロテックについて軽く紹介。

プロテックは映画「ブラックホークダウン」で知られているようにガンファイター以前のデルタを代表とするアイテムとして有名です。

こうしてみてみますと実際のモガディシュでの装備と映画で違いが散見されます。

プロテックにはanvisがみれますし、アーマーもAWSのPBPVのようです。




バッテリーボックスはこちらの旧型が使用されているようです。
デザインもよく知られているものと比べ、かなりでかく、スイッチ位置など大きな違いがみられます。

一昔に沖縄のサープラスショップでみかられましたが、最近あまりみられなくなりました。




ヘルメットはプロテックのクラシック・スケートを購入せずともレプリカが存在します。
都心のショップですとS&Gさんのお店で購入できます。

値段も2000円後半なのでお手頃といえます。


以上、デルタを代表とする3タイプのメットをみてきましたが、乱暴にいえばanvisさえ持っていれば、デルタっぽくなるといった具合です。

そのanvisを入手するにはなかなか敷居が高いですが、これ一つで90年代以降のデルタをほとんど再現できますので、他の部隊と比べ、かなりパフォーマンスが高いといえそうです。

  


Posted by Bucket Head at 13:34Comments(0)デルタフォース装備

2015年08月24日

デルタなメット①



前回の続きも含まして、まとめ的なもの。




まずはデルタを象徴するアイテム、mich2002(ガンファイターヘルメット)。
これ一つでウッドランド、3カラー、AOR1、マルチカムと幅広い時代に対応できます。

レプリカもエマーソン、TMC、UFCなど多くのメーカーから発売されています。

Mich2002と合わせて鉄板アイテムであるanvisとバッテリーボックスですが、こちらはヤフオク等のオークションで入手が可能です。

どちらもだいたい2万強の相場でこれ以下に値崩れすることはほとんどありません。

レプリカは一応、存在しますが、そのほとんどが個人製作のものになります。

私も国内で作られたanvisとバッテリーボックスのレプリカを購入しており長年使用しております。

レジンで可動こそしないものの、光学機器をのせなければレプリカでいい気がします。




次に私のガンファイターを紹介したいと思います。

いきなり汚ないメットですが、こちらはjtech製でレプリカの中で精巧なものとして知られています。

なんでもメットの耳にあたるところが実物同様のカーブ、角度になっていてリアルに再現がされているそうです。

昔は中田商店さんなどのお店で購入できたそうですが、現在こちらのモデルは廃盤だそうで非常に入手し難くなっております。
私の場合、オークションでこのボロボロのモノを手に入れました。

ところどころ穴が空いていたのでタミヤのエキシポパテで補修しています。




Anvisとバッテリーボックスのレプリカです。けっこうずっしりできており丈夫な質感です。




メットにanvisの直付けは裏の四隅にあるネジ穴に固定します。
そのためメットに4つもドリルで穴で開ける必要があります。
私はanvisに長ネジを取り付け、ワンホールでセットアップできるようカスタムしました。






Anvisをつけるとこんな感じです。
塗装はタミヤの塗料をメインに行いました。

セットアップはスプーナー氏を意識したものにしました。

HL1、MS2000があるとよりらしくみえます。どちらもレプがあるのでうれしいところです。ESSやボレーのゴーグルもアクセントとしてあった方がいいかもしれません。

地味に手に入れ辛かったのがヘルメットランヤードで、探すのに苦労しました。

どこでも売ってそうなイメージがあったのでホームセンター、アウトドショップといろいろ探しましたが、あのミリフォトにあるような、ちょうどいい大きさのフックがなかなかありませんでした。

結局、私はイベントで個人出店されている方から購入しました。




ガンファイター繋がりでこちらの変わり種のメットを作ってみました。
Anvisの直付け、ARCの直付けがDIYを好むデルタを感じさせます。




用意したのはレプのコム1、ARCアダプタ、長ねじ。




メットは2002だとコム1が干渉しそうな気がするので2001でやってみました。




作りは単純で、アダプタ取り付けの穴をドリルであけ、




長ネジをナットで締め上げたら、





完成です。映画「エリジウム」に出てきそうな武骨なデザインでどこかSFを感じます。





アダプタもレイルの取り付け時と特に変わらず、コム1を可動させることができます。




実際、この前のサバゲで使用してみましたが、非常に使いやすかったです。
バンドの締め付けがないと、こんなに楽かと思いました。

またミリフォトの写真だと3Cを着ているようなので少し古い時代も対応できそうです。
作るにあたって材料も安く、小難しい技術もいらないのでおすすめだと思います。


他のメットへ続きます。
  


Posted by Bucket Head at 02:04Comments(0)デルタフォース装備